塗料について

外壁塗装を考える際、最も重要なポイントの一つが「どの塗料を選ぶか?」という塗料選びです。ただ色や価格だけでなく、現代の技術を結集した塗料には、「高耐久」「低汚染」「遮熱・断熱」といった魅力的な機能が搭載されたものもたくさんあります。あなたの住まいに最適な塗料を選ぶことで、美しさと快適さが長持ちします。

「家を塗り替えるなら、性能が良くてお手頃な塗料を選びたい!」――そんな思いで塗料を調べてみたけれど、結局「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」と聞いて、「結局どれがいいの!?」と悩んでしまった方、いませんか?

一緒に最適な塗料を探しませんか?

実は、この「アクリル」や「シリコン」といった言葉、塗料の原材料として使われる合成樹脂を指していて、これが塗料の持つ性能や耐久性を大きく左右します。でも「アクリルだからダメ」「フッ素だから最高」と単純に言えるわけでもないんです!重要なのは、その家や環境に合った塗料を選ぶこと。知れば知るほど、塗料選びは奥が深いんですよ!
そこで、まずは塗料の種類について、簡単にわかりやすく整理してみましょう。どの塗料が自分の家にぴったりなのか、その特徴を知ることで選びやすくなるはずです!

アクリル塗料
現在では、新築や塗り替えで求められる耐用年数を満たすことが難しくなり、一般的な使用頻度は減少しています。ただし、鮮やかで発色が良いという特徴を持つため、「短期間だけ保てばいい」といった用途には最適です。たとえば、イベント用施設や一時的な建物などに使われることがあります。また、低コストを活かして定期的に塗り替えを楽しみたい方にはおすすめです。実用性よりも経済性や見た目を重視したい場面で活躍します。

アクリル塗料
現在では、新築や塗り替えで求められる耐用年数を満たすことが難しくなり、一般的な使用頻度は減少しています。ただし、鮮やかで発色が良いという特徴を持つため、「短期間だけ保てばいい」といった用途には最適です。たとえば、イベント用施設や一時的な建物などに使われることがあります。また、低コストを活かして定期的に塗り替えを楽しみたい方にはおすすめです。実用性よりも経済性や見た目を重視したい場面で活躍します。

価  格1,000円~1,500円(㎡単価相場)
耐用年数5~8年程度
価  格1,000円~1,500円(㎡単価相場)
耐用年数5~8年程度
リットデメリット
低価格・発色がいい頻繁な頻度で塗替えが必要
追従性がある水分を嫌う外壁材には向いていない

ウレタン塗料
ウレタン塗料は、木材から金属まで幅広い素材に対応できる、まさに塗料界の「万能選手」です。その柔軟性と密着性の高さから、塗る場所を選びません。さらに、使用環境や建物の立地条件によっては、期待以上の耐用年数を発揮することも。特に、複雑な形状の塗装や部分補修にも適しており、扱いやすさを重視する方におすすめの選択肢です。

ウレタン塗料
ウレタン塗料は、木材から金属まで幅広い素材に対応できる、まさに塗料界の「万能選手」です。その柔軟性と密着性の高さから、塗る場所を選びません。さらに、使用環境や建物の立地条件によっては、期待以上の耐用年数を発揮することも。特に、複雑な形状の塗装や部分補修にも適しており、扱いやすさを重視する方におすすめの選択肢です。

価  格1,800円~2,500円(㎡単価相場)
耐用年数7~10年程度
価  格1,800円~2,500円(㎡単価相場)
耐用年数7~10年程度
リットデメリット
汎用性があるシリコン塗料との価格差があまりなくなった
価格もお安め積極的に利用する理由が少なくなった

シリコン塗料
これまで外壁塗装の定番として多くの支持を集めてきたシリコン塗料は、耐用年数が比較的長く、コストパフォーマンスにも優れていました。しかし、最近では「ラジカル制御型」などのハイブリッド塗料が登場し、耐久性と費用対効果でさらに優れる選択肢が増えてきたことから、シリコン塗料の人気が徐々に薄れてきています。それでも、性能と価格のバランスが良いため、多くのシーンで依然として利用されています。

シリコン塗料
これまで外壁塗装の定番として多くの支持を集めてきたシリコン塗料は、耐用年数が比較的長く、コストパフォーマンスにも優れていました。しかし、最近では「ラジカル制御型」などのハイブリッド塗料が登場し、耐久性と費用対効果でさらに優れる選択肢が増えてきたことから、シリコン塗料の人気が徐々に薄れてきています。それでも、性能と価格のバランスが良いため、多くのシーンで依然として利用されています。

価  格2,500円~3,500円(㎡単価相場)
耐用年数10~13年程度
価  格2,500円~3,500円(㎡単価相場)
耐用年数10~13年程度
リットデメリット
選択肢が多い性能にばらつきがある
ノウハウがあるしっかり選ばないと期待外れになることも

ラジカル制御型ハイブリッド塗料
2010年代以降、各メーカーが競争的に新製品を投入してきた注目の塗料ジャンルです。市場で見かける「ラジカル」「ハルス」「ハイブリッド」といった用語を組み合わせた商品名は、一見複雑で混乱を招きやすいかもしれません。さらに、業者ごとに「ラジカル塗料」「ラジカルフリー塗料」「ラジカル制御型塗料」と呼称が異なるため、初めて検討する方にとってはやや難解な部分もあります。それでも、耐久性とコストのバランスの良さから急速に市場の主役として台頭してきています。

ラジカル制御型ハイブリッド塗料
2010年代以降、各メーカーが競争的に新製品を投入してきた注目の塗料ジャンルです。市場で見かける「ラジカル」「ハルス」「ハイブリッド」といった用語を組み合わせた商品名は、一見複雑で混乱を招きやすいかもしれません。さらに、業者ごとに「ラジカル塗料」「ラジカルフリー塗料」「ラジカル制御型塗料」と呼称が異なるため、初めて検討する方にとってはやや難解な部分もあります。それでも、耐久性とコストのバランスの良さから急速に市場の主役として台頭してきています。

価  格3,000円~4,000円(㎡単価相場)
耐用年数12~15年程度
価  格3,000円~4,000円(㎡単価相場)
耐用年数12~15年程度
リットデメリット
費用対効果が高いメリットを理解するまで時間がかかる

アクリル100%(ピュアアクリル)塗料
「ピュアアクリル塗料」は、アクリル塗料から不純物を完全に取り除いた100%アクリル塗料で、フッ素塗料と同等の耐用年数と汚れにくさを兼ね備えています。最大の特徴は、驚異的な弾性を持ち、クラック(ひび割れ)への追従性に優れていることです。この特性により、モルタルやひび割れが入りやすい外壁の塗装に最適です。また、高い耐久性と防汚性を求める方におすすめの塗料です。

アクリル100%(ピュアアクリル)塗料
「ピュアアクリル塗料」は、アクリル塗料から不純物を完全に取り除いた100%アクリル塗料で、フッ素塗料と同等の耐用年数と汚れにくさを兼ね備えています。最大の特徴は、驚異的な弾性を持ち、クラック(ひび割れ)への追従性に優れていることです。この特性により、モルタルやひび割れが入りやすい外壁の塗装に最適です。また、高い耐久性と防汚性を求める方におすすめの塗料です。

価  格3,800円~4,500円(㎡単価相場)
耐用年数13~15年超
価  格3,800円~4,500円(㎡単価相場)
耐用年数13~15年超
リットデメリット
クラックの追従性高い日本の気候に向いているのか疑問

フッ素塗料
フッ素塗料は、高価ではありますが、その価値に見合った耐候性と優れた寿命の長さを誇ります。そのため、頻繁な塗り替えが難しいビルやマンションなどの大型施設に最適です。この塗料は、厳しい環境でも高い耐久性を発揮するため、実際に東京スカイツリーの塗装にも使用されました。長期間の耐用年数が求められる建物に非常に適しており、塗り替えの手間を減らしたい方にお勧めです。

フッ素塗料
フッ素塗料は、高価ではありますが、その価値に見合った耐候性と優れた寿命の長さを誇ります。そのため、頻繁な塗り替えが難しいビルやマンションなどの大型施設に最適です。この塗料は、厳しい環境でも高い耐久性を発揮するため、実際に東京スカイツリーの塗装にも使用されました。長期間の耐用年数が求められる建物に非常に適しており、塗り替えの手間を減らしたい方にお勧めです。

価  格3,500円~5,000円(㎡単価相場)
耐用年数13~15年超
価  格3,500円~5,000円(㎡単価相場)
耐用年数13~15年超
リットデメリット
公共の建物に多く使用され信頼性が高い同価格帯で耐用年数が長い塗料も存在する

無機系ハイブリッド塗料
無機系ハイブリッド塗料は、耐用年数が20年以上とも言われる非常に高耐久な塗料です。無機成分と有機成分(シリコン)を組み合わせ、両者の優れた特性を最大限に引き出しています。そのため、極めて耐候性が高く、厳しい環境条件でも長期間にわたって塗装の美しさと機能性を維持することが可能です。長期的に塗り替えの手間を減らしたいと考える方や、特に高耐久性を求める場所に最適な選択肢です。

無機系ハイブリッド塗料
無機系ハイブリッド塗料は、耐用年数が20年以上とも言われる非常に高耐久な塗料です。無機成分と有機成分(シリコン)を組み合わせ、両者の優れた特性を最大限に引き出しています。そのため、極めて耐候性が高く、厳しい環境条件でも長期間にわたって塗装の美しさと機能性を維持することが可能です。長期的に塗り替えの手間を減らしたいと考える方や、特に高耐久性を求める場所に最適な選択肢です。

価  格4,000円~5,500円(㎡単価相場)
耐用年数15~20年超
価  格4,000円~5,500円(㎡単価相場)
耐用年数15~20年超
リットデメリット
公共の建物、海の近くの建物に使用され実績があるトータルでのコストが割高

それぞれの塗料について特徴や価格、耐用年数を比較してきましたが、全体を通して見てみると、耐用年数が長くなる塗料ほどその価格が高くなるという傾向が明らかです。塗料の選択肢には、各メーカーによってさまざまな種類があり、それぞれに特長があります。

水性塗料油性塗料の違い

次に、水性塗料と油性塗料についてご説明しましょう。おそらく、多くの方が「水性」と「油性」という違いを聞いたことがあると思いますが、実はシリコン塗料にも「水性」と「油性」が存在するんです。

ここでは、その「水性」と「油性」の違いを詳しく見ていき、それぞれの特徴について解説していきたいと思います。水性塗料と油性塗料は、素材や仕上がり、用途において異なる特徴を持っており、選択を誤ると施工後に後悔することもありますので、よく理解してから選びましょう。

水性油性の違いについて
そもそも塗料は、「合成樹脂」「顔料」「添加材」の3つの成分で作られています。

水性塗料と油性塗料の違いを理解するためには、まず塗料の基本的な成分について理解することが重要です。塗料は主に「合成樹脂」「顔料」「添加材」という3つの成分で構成されています。

  • 合成樹脂:塗料を壁などの表面に定着させる役割を果たします。
  • 顔料:塗料に色を与える成分です。
  • 添加材:塗料に機能性を付加するための成分で、塗料の乾燥速度や耐候性、耐久性などを調整します。

この中で、「水性」と「油性」の違いは、主に「溶剤」にあります。水性塗料は水を溶剤として使用し、油性塗料は油(有機溶剤)を溶剤として使用しています。この違いが塗料の性能や使い勝手に大きく影響します。

  • 水性塗料:水を溶剤としているため、臭いが少なく、環境にやさしいとされます。乾燥も速いので、施工後の作業が早く完了することが多いです。また、清掃も水だけで行えるので後片付けが楽です。
  • 油性塗料:有機溶剤を使用するため、臭いが強く、環境への負担も大きくなります。乾燥時間が長いため、施工後の待機時間が必要となりますが、その分塗装面の密着性や耐久性は高い傾向があります。また、油性は、外部の厳しい環境や汚れに強い特性があります。

それぞれの特性に合わせて、使い分けを行うことが重要です。

塗料は艶あり艶なしどちらがいいの?

外壁塗装を検討する際に、耐久性や機能性が重要であることはもちろんですが、見た目の美しさにこだわる方も多いのではないでしょうか。特に「我が家にはどんな色が合うかな?」と考え、完成した姿を思い描くとワクワクしますよね。

でも、その「見た目」の美しさ、実は色だけでは決まらないんです。それに影響を与える重要な要素が、「塗料の艶(つや)」なんです。

塗料には、艶のないマットタイプから、艶のある光沢感を持つものまで様々な種類があります。外壁の艶の選び方は、家全体の印象を大きく左右します。

  • 艶あり塗料: ツヤ感のある仕上がりは、清潔感があり高級感を演出します。汚れが付きにくく、お手入れも簡単という利点があります。ただし、艶が強いため汚れが目立つこともあります。
  • マット塗料: 艶を抑えたマットな仕上がりは、柔らかく落ち着いた印象になります。高級感よりも自然な感じを重視したい方にはぴったりです。また、光の反射が少ないため、地域によっては近隣住宅との調和を大切にしたい場合にも選ばれます。
  • 半艶塗料: 艶ありでもマットでもない半艶タイプは、光沢感を抑えつつ、しっかりと色を美しく引き立てる仕上がりになります。汚れの目立ちにくさと美観を兼ね備えており、近年人気のある選択肢です。

そのため、外壁塗装をする際は「どんな艶を選ぶか」をしっかり考えることが、家全体の印象を決める鍵となります。自分の好みに合った艶感を選び、美しい外壁を作り上げましょう。

外壁材塗る場所によって適切な塗料違います

アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素といった塗料の種類から始まり、水性塗料と油性塗料の違いなど、塗料の基本的な知識を一通り見てきました。各塗料にはそれぞれ特性があり、選ぶ際には耐久性、機能性、予算などを考慮することが大切です。塗料の選び方によって、お住まいの外壁の仕上がりや耐久性が大きく変わるため、しっかりとした知識を持って選ぶことが重要です。

特に耐用年数が長い塗料ほど価格も高くなるという傾向があり、シリコン塗料やフッ素塗料は高耐久を提供する一方、ウレタン塗料やアクリル塗料はコストパフォーマンスを重視した選択肢として適しています。また、水性塗料と油性塗料は使用環境や施工時の取り扱いに差があるため、それぞれの特徴を理解することで、最適な選択が可能になります。

塗装を検討する際には、自分の家に最適な塗料を選ぶことが、長持ちする外壁を作るための第一歩となります。自宅の環境や求める機能に合わせて、色々な塗料を比較して、後悔しない選択をしましょう。